京鋏　菊一文字　京鋏　蔓手　安広作

10年程前の京都菊一文字で購入したもの、大変貴重な鋏といえます。今回、当時の固有名を添削してもらいました。未使用品ですがそれによって「やや傷や汚れあり」の価格設定にいたします。

箱はオリジナル、径太つくり、本歌「口清」の形状に酷似しています。
彫金は「菊一文字」当代安広初期モデルです。

全長約215ミリ、刃渡り65.4ミリ　304グラム

京都 菊一文字
伝統七百有余年、後鳥羽上皇の御番鍛冶、即ち、刀匠の元祖とも言われる則宗が、作刀に菊の御紋を頂き、その下に横一文字を彫った事から、通称菊一文字と言われる様になりました。作刀を中止した明治以後は、その卓越した技術を基に京都に於いて料理用、工匠用、生花園芸等、諸刃物の製作に進出、その時、名刀菊一文字と言われたその名を屋号とし、さらに鍛冶の紋と言えるクツワ印の紋を入れ、高級刃物なら菊一文字　といわれ現在に至ります。

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